TOYOTA 86 GRMN (GRMN86) '16【GT7/グランツーリスモ7】
「ニュルブルクリンクのマイスター」を名乗る究極の86
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TOYOTA 86 GRMN (GRMN86) '16の公式解説

2016年1月にWEB限定で受注を開始した86GRMNは、自社の人気スポーツカーである86にトヨタ自身がチューンナップを加えたコンプリートカーだ。GRMNのGRは、トヨタ車でモータースポーツ活動を展開しているGAZOO Racingを、MNはMeister of Nurburgringを意味している。

GAZOO Racingは2012年からニュルブルクリンク24時間レースに86を投入、2回のクラス優勝を成し遂げているが、そのノウハウを注ぎ込んで開発した究極の86といえるのが、この86 GRMNだ。

車体は補強材の追加で剛性を高め、前後のフードとルーフをカーボン製に、リアとリアクオーターのウィンドウをポリカーボネート製にするなどで低重心化を図っている。フロントのスポイラーやリアウィングなどの空力パーツはより効果を追求した専用開発品。室内は完全な2シーターで、レカロ製の専用バケットシートや小径ステアリングが与えられた。

エンジンは吸排気系の変更と内部パーツの低フリクション化などによりレスポンスのよさと高回転での伸びを重視した性格を手に入れ、パワーとトルクも標準型より19PS/1.2kgfm高い219PS/7,300rpmと22.1kgfm/5,200rpmとなった。その特性を活かすために、6速マニュアルトランスミッションをクロスレシオ化している。

当然ながらシャシー周りにも手が入っていて、ダンパーやスプリングは専用開発となり、タイヤもブリヂストンと共同開発した前後異径を採用、ブレーキもフロントが6ポッド、リアが4ポッドの対向モノブロックとなる。

86 GRMNは100台のみの限定生産で、価格は標準モデルの倍以上であったが、その30倍の申し込みが集まるほどの大人気モデルとなった。

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