NISSAN SKYLINE GT-R V・spec (BCNR33) '97【GT7/グランツーリスモ7】
アテーサE-TSプロを備えたR33型GT-Rのトップグレード
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NISSAN SKYLINE GT-R V・spec (BCNR33) '97の解説

1993年8月、スカイラインは9代目のR33へと進化。しかしR32GT-Rだけは94年11月まで生産が続けられたため、R33GT-Rの市販車デビューは95年1月だった。

R32 GT-Rが歴史に残る名車となっていただけに、R33GT-Rの登場時には誰もが「R32を超えることができるのか?」という疑問を持った。その問いに対して日産は、具体的な数値で答えた。ドイツのニュルブルクリンクで、R33はR32の持つラップタイムを21秒縮めたのである。

R33 GT-Rのコンセプトは「究極のドライビングプレジャー」だ。エンジンは一代で名機となったRB26DETTを踏襲。過給圧の向上や制御CPUの改良が図られて過渡領域でのトルクとレスポンスが向上し、高速域での絶対性能も高まった。革命的4WDシステムであるアテーサE-TSも進化。前後のトルク配分がよりFRに近い特性となったため、旋回時の車両コントロール性が向上した。さらに今回からV・specを1つのグレードとし、より強力なアテーサE-TSプロを装備した。ボディでは前後にストラットタワーバーを追加することで剛性を高め、ボンネットやフロントフェンダーはアルミ化されて軽量化が図られた。

なお、96年にはル・マン参戦を記念したLM Limitedが発売されている。

歴代GT-Rの紹介

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