NISSAN SILVIA K's Dia Selection (S13 5th gen) '90【GT7/グランツーリスモ7】

NISSAN SILVIA K's Dia Selection (S13 5th gen) '90の公式解説

日産のスペシャルティ・クーペの人気シリーズ、シルビア。その5代目にあたり、1988年から1993年にかけて生産されたのがS13型だ。

日産は当初、S13型をデートカー的な位置付けで捉えていたが、当時貴重な存在となりつつあったミドルクラスかつFRレイアウトの基本構成だけでなく、活発なエンジンとコントローラブルなシャシーを持つなどスポーツ走行にも適したプロファイルを持っていたため、いわゆる走り屋のためのマシンとして多くのファンに愛された。

シルビアが走りのクルマとして強く認識されるようになったのは、このS13型の存在があってこそ。そのS13型シルビアの初期の頃の高性能モデルがK'sである。175PS/6,400rpmの最高出力と23.0kgfm/4,000rpmの最大トルクを発揮する直列4気筒DOHC＋ターボのCA18DET型ユニットは1,140kgの車両重量には充分で、日産がこだわりを持って開発を進めたリアのマルチリンクサスペンションの出来のよさも相まって、ステージを選ばず走りを楽しめるモデルに仕上がっていた。

1990年2月にはアルミホイールやリアスポイラーなどのオプションパーツを標準装着とし、価格アップを最小限に抑えたダイヤセレクションシリーズが、K's、Q'sなどの各グレードに追加された。