MITSUBISHI GTO Twin Turbo (Z16A) '91【GT7/グランツーリスモ7】
4WDに代表される先進技術を多用して話題を集めた三菱の本格的スポーツカー
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MITSUBISHI GTO Twin Turbo (Z16A) '91の公式解説

三菱が送り出す久々の本格的スポーツカーとして、1990年10月にデビューしたのがGTOだ。

スタイリングは、アメリカ市場を意識した三菱らしさ溢れるマッシブかつグラマラスなもの。特に車両を上から見たとき、ドア付近で極端に絞り込まれるコークボトルラインは圧巻で、当時ひときわ目を惹くデザインだった。

見た目だけでなく、メカニズムも非常にこだわりが深かった。シャシーは当時の三菱が理念としていたオールホイールコントロールに基づいて開発が行なわれ、フルタイム4WDをはじめ後輪も操舵する4WS、電子制御サスペンション、ABSといった先進技術だけでなく、速度に応じてフロント、リアのスポイラーを制御するアクティブエアロや、排気音を制御するアクティブエキゾーストシステムの採用など、可変機構と電子制御が数多く使われていた。

フロントに横置き搭載されるエンジンは、3L V型6気筒DOHCツインターボの6G72型ターボと、その自然吸気(NA)バージョンという2種類。ターボは280PS/42.5kgfm、NAは225PS/28.0kgfmを発生した。

GTOは日本国外では「3000GT」の名前で販売。強力なエンジンや4輪駆動などによるアグレッシブな性格で人気を博した。

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