Mercedes AMG GT black series '20の公式解説
メルセデスAMG GTは2014年のデビュー以来、ロードスター、ハイパワー版、4ドアクーペなどバリエーションを増やしてきたが、2020年、ついに究極のAMG GTというべきモデルをリリースした。AMG GT Black Seriesである。
Black Seriesとは、メルセデスAMGがモータースポーツで培ったテクノロジーを市販モデルに可能な限り注ぎこんで開発した少量限定生産車にあたえられるネーミング。
Black Seriesとして6代目となるこのモデルでは、専用のチューンナップを加えることで4L V8ツインターボの出力とトルクを730PSと800Nm(81.57kgfm)まで引き上げるとともに、それを受けとめる7速DCTを強化、加えてギア比も変更された。結果、0-100km/h加速3.2秒、0-200km/h加速9秒以内、最高速度325km/hというパフォーマンスを手に入れている。
当然ながらサスペンションにも手が加えられ、一部の素材や構造を変更するなどしてハンドリングとコーナリング性能をつきつめている。
ボディワークもレーシングカーさながらに変更されているが、それは必要から生じたものなのだ。