Maserati Merak SS '80【GT7/グランツーリスモ7】
エンジンチューンにより鋭さを増したメラクの高性能バージョン
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Maserati Merak SS '80の公式解説

マセラティ メラクは、1972年に発表されたマセラティのミッドシップ・スポーツカー。その1年ほど前にデビューしたボーラの妹分的な存在として開発された。

ボーラに引き続きジウジアーロが担当したスタイリングは、基本的にはボーラとほぼ共通。ただしファストバック・スタイルとされていたボーラと異なり、リアはノッチバックにファストバック風リアピラーという構成で、シルエットを維持しながら軽快感を持たせ、エンジンの放熱効果を高めることもできた。

シトロエンSM用に供給していた190PSの3L V6エンジンを搭載している点もV8を積むボーラと異なる。エンジンがコンパクトになった分、荷物置き程度のスペースが追加され、シートは2+2レイアウトとされた。

そのメラクの高性能版が、1975年に発表されたメラク SSだ。圧縮比を上げるなどのチューンナップにより、220PSへとパワーアップ。最高速度も225km/hから250km/hへと向上している。

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