HONDA CIVIC TYPE R (FK2) '15【GT7/グランツーリスモ7】
ニュル北コースのFF市販モデルレコードを記録し見事な復活を遂げた大人気モデル
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HONDA CIVIC TYPE R (FK2) '15の公式解説

シビック タイプRは、ファミリーカーのホンダ シビックをベースとして開発され、1997年の初代デビュー以来、世界中の走り屋たちを熱狂させてきたスポーツモデルである。

その歴史は2012年を境に途絶えていたが、2015年に再び息を吹き返した。第4世代となるシビック タイプRが発売されたのだ。

ベースとなったのは、9世代目のヨーロッパ仕様の5ドアモデル。エクステリアは大型のフロントスポイラーとリアウィング、サイドスカートにリアディフューザーで武装。それらは単なるデザインではなく、風洞実験やテスト走行を繰り返した結果の、空気抵抗の低減とダウンフォースの向上を得ることのできる機能パーツである。また前後のオーバーフェンダーも装着されるが、これもワイドになったタイヤを収めるためのものだ。

パワーユニットは専用開発の直列4気筒2.0L VTEC直噴ターボで、従来までのタイプRと較べても段違いの、310PS/40.8kgfmという数値を叩き出している。それにより0-100km/h加速タイムは5.7秒、最高速は実に270km/hと、パフォーマンスもそれまでのシビック史上最強のものとなった。

サスペンションは、標準型のシビックと比較してトルクステアをおよそ50%軽減できるデュアルアクシスストラットをフロントに採用、またセッティングを可変させられるアダプティブダンパーシステムを備えている。

この第4世代のタイプRはニュルブルクリンク北コースのタイムアタックにチャレンジ。7分50秒63のタイムをマークして、見事それまでのFF市販モデルのレコードを塗り替えた。

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