FIAT 500 F (Cinquecento) ’68の紹介
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FIAT 500 F (Cinquecento) ’68【GT7/グランツーリスモ7】

FIAT 500 F (Cinquecento) ’68の公式解説動画

実用的で格安、そのうえレースもOK。とことん楽しめる元祖ミニマムカー

FIAT 500 F (Cinquecento) ’68の公式解説

1957年に登場したフィアット 500は、戦前のトッポリーノの意志をついだ小型車である。しかしそれ以上に実用乗用車としてのミニマムを追求した、まったく新しいクルマだということもできる。

確かにトッポリーノとフィアット 500には相違点も多い。2座席だったトッポリーノに対し、フィアット 500は狭いながらも大人4人分のシートを持っている。さらにトッポリーノはFRだったが、フルモノコック構造のボディ後端にエンジンを積んだフィアット 500はRRレイアウトである。

フィアット 500のエンジンは15PSを発生する479ccの空冷直列2気筒OHV、最高速度は90km/hが可能だった。ルーフは前半分がキャンバストップとなっているのが標準。これは換気と騒音対策のためである。

小型ながら実用性が高く、しかも安いというフィアット 500は、イタリアを中心に人気を集め、年を追うごとに数多くのチューニングモデルまで登場した。中でもエンジンチューニングの神様といわれたカルロ・アバルトが手がけたモデルは、当時の小型車クラスで無敵の存在となり、モータースポーツで大活躍している。

もちろんフィアット 500自体も進化した。1959年にエンジンの排気量を499ccまで拡大し、パワーを18PSまで高めたスポーツがデビュー。このスポーツのエンジンは1961年に登場した500 Dで標準仕様となった。さらに、前開きだったドアを安全性向上のため後開きとした500Fが1965年に登場している。

ミニマムカーの元祖として、今日でも人気を誇るクルマである。

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