DMC DeLorean S2 '04の公式解説
1960年代半ばからのポンティアック躍進の立役者で、時のGM副社長でもあったジョン Z.デロリアンは、70年代末にGMを離れ、自らの自動車メーカーを設立した。
DMC、すなわちデロリアン・モーター・カンパニーは、アイルランドに本拠を置いた。そのDMCの最初の量産モデルが、DMC-12である。
デロリアンの目標は、リーズナブルでスタイルのよいスポーツカーをリリースすることであった。とはいえ、立ち上がったばかりのDMCにこうしたクルマの開発を行なえるだけのノウハウはなく、DMC-12の設計はすべて外注となった。
このクルマのデザインを請け負ったのは、シャシーまわりがロ一タス、ボディはイタルデザインである。シャシー構造はロータス流のスチール製バックボーンフレームで、リアに130.1PSを発揮するPRV製のV型6気筒SOHCユニットを搭載した。錆びる心配がほとんどないステンレススチールをボディ素材としたことは、特徴的なガルウィングドアとともに大きな注目を集めた。
初年度の1981年には、DMC-12は6,500台余りという売り上げを記録したが、1983年にDMCはあえなく倒産してしまう。この間の総生産台数は8,500台余りである。
その後DMC-12の在庫ー式はアイルランドからアメリカに運ばれ、デロリアンのメンテナンスを手がける新生DMCの手に渡った。この会社はデロリアンオーナーたちの声に応えて、エンジンパワーを200.1PSまでアップさせるチューニングメニューを発表した。このエンジンを積むデロリアンはシリーズ2と呼ばれている。
DMC DeLorean S2 '04の主要諸元
メーカー | DMC |
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車名(英表記) | デロリアン S2(DeLorean S2) |
年式 | 2004年 |
型式 | DMC-12 |
駆動形式 | RR |
トランスミッション | 5速 |
エンジン | PRV ZMJ-159型 |
吸気形式 | NA(自然吸気) |
総排気量(cc) | 2,849 cc |
最高出力(PS/rpm) | 200 PS / 6,000 rpm |
最大トルク(kgfm/rpm) | 29.2 kgfm / 4,000 rpm |
パワーウェイトレシオ | 6.44 kg/PS |
全長(mm) | 4,267 mm |
全幅(mm) | 1,857 mm |
全高(mm) | 1,140 mm |
車両重量(kg) | 1,288 kg |
DMC DeLorean S2 '04 GRAN TURISMO7に関する情報
カータイプ | ロードカー |
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PP | 447.43 |
ブランドセントラル | Cr. 52,500,000 |
ユーズドカー | Cr. 45,040,000 ※1 |
レジェンドカー | - |
プレゼント入手条件 | - |
非売品 チューニングパーツ | ストロークアップ S |