BMW M3 '03【GT7/グランツーリスモ7】
BMWの超高回転技術を投入。E46型3シリーズの頂点に位置するスポーツモデル
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BMW M3 '03の公式解説

2000年に登場した3代目M3は、1998年にフルモデルチェンジを果たしたE46型3シリーズの頂点に位置するスポーツモデルである。

少量生産車のスペシャリスト集団、M社が手がけるこのモデルの最大のトピックは搭載されるパワーユニットだ。3.2Lの排気量を持つ直列6気筒DOHC、リッターあたり100PSを超える最高出力343PS/7,900rpm、最大トルク37.2kgfm/4,900rpmを絞り出すこのエンジンは、世界屈指の超高回転技術を誇るBMWの象徴といえる。当初、このパワーユニットにはゲトラグ社製6速MTが組み合わされたが、あとからBMWの2ペダルMTであるSMG(シーケンシャル・マニュアル・ギアボックス)の進化版、SMG-Ⅱも加わった。

2003年に追加されたM3 CSLは、ルーフをカーボン製にするといった徹底的な軽量化を行ない、車重をノーマルM3の1,570kgから約1,400kgまで、実に100kg以上もダイエットした。エンジン性能もさらに引き上げられ、最高出力は360PS/7,900rpm、最大トルクは37.8kgfm/4,900rpmに到達している。パワーウェイトレシオは、ノーマルの4.55kg/PSに対し3.85kg/PSを実現。これはもはやロードカーの限界ともいえる数値である。

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