AMG SLS AMG '10【GT7/グランツーリスモ7】
メルセデスの歴史とAMGの走りの遺伝子を持つスーパースポーツ
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AMG SLS AMG '10の公式解説

名車300SLを彷彿とさせるガルウィングドアを備えたSLS AMGは、AMGが一から手掛けたスーパースポーツとして、2009年のフランクフルトショーでデビューし、日本では同年9月に開催された東京ゲームショウの「グランツーリスモ」ブースにて初公開された。

SLRマクラーレンの後継と思われがちだが、実際その構造は大きく違う。最たるものが両車のボディ構造だ。SLS AMGでは高コストとなるカーボンモノコックを捨て、新開発となるオールアルミボディが採用された。そのホワイトボディの重量は、わずかに241kg。車両全体でも1,600kg少々という重量はV型8気筒エンジンを搭載し、全長4,600mmを超えるクルマとして軽量な値であることはいうまでもない。

フロントミッドシップに搭載されるエンジンは、社内コードM159と呼ばれるドライサンプの新型8気筒6.3L。最高出力571PS/6,800rpm、最大トルク66.3kgfm/4,750rpmを発揮し、トランスミッションはトランスアクスル方式を採用した新開発の7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)が組み合わされる。ちなみにドライブシャフトとトルクチューブはカーボンファイバー製だ。

ドライビングモードは「コンフォート」「スポーツ」「スポーツプラス」「マニュアル」「ローンチスタート」が用意され、メーカー公称値0-100km/h加速3.8秒、最高速度は317km/hのパフォーマンスを誇る。静的重量配分は47:53と理想的な値を示し、スーパースポーツにふさわしい卓越したハンドリング性能を手に入れた。300 SLの誕生から50年余り。SLS AMGは、そのメルセデス・スポーツカーの歴史とAMGのDNAがたっぷりと盛り込まれている。

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