ABARTH 595 SS (Esseesse) '70【GT7/グランツーリスモ7】
フィアット500から生まれた硬派なスポーツバージョン
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ABARTH 595 SS (Esseesse) '70の公式解説

1963年に登場したフィアット アバルト 595は、2代目フィアット 500をベースにアバルトがチューンナップを加えた高性能バージョンだ。

ベースとなったフィアット 500は空冷2気筒の496ccエンジンを搭載していたが、アバルトは排気量を594ccに拡大するとともに、吸排気系などを全面的に改良。最高出力を18PSから27PSへ、最高速度を95km/hから120km/hへと大幅に引き上げ、高性能なクルマに憧れる若いクルマ好きを中心に大きな支持を集めた。

そして1964年、アバルトは595にさらなるチューンナップを加えたモデルをデビューさせる。それが595 Esseesseだ。

エンジンの排気量こそ同じものの、圧縮比を高め、キャブレターをより大きな口径のものに変えると同時に、マニフォールド類などの見直しも行ない、最高出力を32PSへ、最高速度を130km/hへと高めたのである。

595シリーズは、ヨーロッパ各国のツーリングカーレースにおける600cc以下のクラスを席巻するほどの活躍も収めている。

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