Mercedes AMG GT R (190379) '17の公式解説
メルセデスAMG GT Rは、2014年に発表されたメルセデスAMG GTのハイパフォーマンス・バージョンとして、2016年にデビューした。ロードカーの位置付けだが、その実態は“公道走行も可能なレーシングカー”というものだ。
まず目を惹くのは縦のラインを強調したフロントグリルだ。それは1952年のカレラ・パナメリカーナ・メヒコで勝った伝説的な300SLレーシングカーを彷彿とさせる。角度調整式のリアウィングや、フェンダーが張り出したワイドボディも特徴的だ。
だが最も大きな変更点は、中身の方だ。軽く仕上げるためにルーフやフロントフェンダー、トルクチューブなどにカーボンを使用し、4L V8ツインターボエンジンは585PSと71.3kgfmまでチューンナップ。4WS機構をメルセデスAMGとして初採用し、フロント下部にはアクティブ・エアロダイナミクス・システムも備えている。
なお、0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は318km/hとなっている。