RENAULT CLIO R.S. 220 Trophy (RM5M1) '16【GT7/グランツーリスモ7】
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RENAULT CLIO R.S. 220 Trophy (RM5M1) '16の解説

ルノー・スポールがサーキットのために鍛え上げたクリオのスポーツモデル

クリオ R.S.220 EDC Trophyは、ルノーのモータースポーツ部門を担うルノー・スポールが開発した、4代目クリオのスポーツモデル。それまでのクリオ R.S.200 EDCをさらに高性能に仕立てたバージョンアップ版として、2015年のジュネーブショーで発表された。「Trophy」の名は、ルノーがサーキットでも存分にパフォーマンスを発揮できる格別なスポーティモデルに与えられる特別な呼称だ。

R.S. 220 EDCと、旧モデルであるR.S. 200 EDCとの大きな違いはふたつある。

まず1.6Lの4気筒ターボエンジンが、タービンの変更や吸排気系のチューンナップ、マッピングの変更などにより、名称どおり220PSとなり、従来比10%のパワーアップを果たしていること。レブリミットも6,500rpmから6,800rpmへと、より高回転まで回せるようになった。最大トルクは26.5kgfm。これはRS200より2.0kgfmの増強である。あわせてギアボックスのEDCにもソフトウェアの変更が行なわれ、変速スピードが最大50%短縮された他、変速パドルのストロークが30%小さくなった。

もうひとつは「シャシー・トロフィー」と呼ばれる、シリーズで最もスポーツ性の高いセッティングが施されたシャシーが与えられたこと。サスペンションはダンパーやスプリングが強化され、ハイドロリック・バンプストップが備わり、車高がフロントで20mm、リアで10mm低くなった。ステアリングはギア比が14.5から13.2へと速められた。

このR.S. 220 EDC Trophyは、ドイツの自動車雑誌の手によりニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行ない、驚異的な8分23秒をマーク。これは当時のコンパクトハッチバックのカテゴリーにおける最速タイムであった。

GRAN TURISMO7
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